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- 投稿 2023/07/04
- 機動戦士ガンダム 水星の魔女
こんにちはロクメガです。
機動戦士ガンダム 水星の魔女 第24話こと、最終回「目一杯の祝福を君に」を視聴しました!
終盤当たりからは正直かなり勢いに任せてる印象のあった本作ですが、本当に勢いだけで押し切ったような印象と、いい終わり方を迎えたような感じになります。
それでは、今回の感想を書いていくことにしましょう。
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※このブログでは機動戦士ガンダム 水星の魔女のレビュー記事を書いております。
※各話の記事については下記リンクから御覧ください。
マジで勢いで押し切った感じ
冒頭でもいいましたが、このアニメの最終回はかなり勢いにまかせて押し切った感じがしました。
理由としては、よくわからないまま終わったところがところどころにありながら、ある程度まとめあげた感じがあったからです。
強引に感じたところもありますが、とりあえずは綺麗にまとまった。
そんな感じでしょうか?
こう感じる理由は、スレッタとミオリネの周辺に関してはある程度きちんと決着がついたと言えるからかもしれません。
正直なところもう少しゴリゴリのSFかと思ったのですが、終わってみると結構ファンタジーなところあったなぁ~と思いました。
タイトルに魔女の名を関するだけのことはあるってところでしょうか?
スレッタとエリクトの協力はもうファンタジーやで
ボロボロになったエリクトのマシンと、スレッタがなんか色々合体して
- クワイエットゼロやら、
- 上位組織が用意したレーザー砲やら
を全部分解していきました(この表現であってる?)。
もう何が起こっているのか本当に分からず、何も言えなくなってしまいました。
この世を去ったはずのもう一人のエランや、このアニメ内で死ぬ事になったキャラたちが最後たくさん出てきて、
「なんかすげぇー!」
って感想しか本当に出てこなかったんですよね。
なんかこういうことが起こる伏線ってあったかしら?
古い作品ですが、同じサンライズ作品の「Z.O.E Dolores, i」も若干ファンタジーな演出はありましたが、それはあくまで演出上の話であって、ここまで現実の世界でゴリゴリにファンタジーやってなかったと思います。
最終的にこのアニメに抱いた感想としては学園ファンタジーにおまけ程度のロボット要素が付加されたような、そんな印象でした。
スレッタがキーホルダーにエリクトの意識を移し替えたことが物語の終盤に描かれましたが、
え? そういう形でエリクトは救われるの?
という感想でしたわ。
プロスペラさんもエリクトもこれで一応・・・救われたことになるのかしら?
こういう説明のない超常現象が最後に発生している当たりは、もう完全にファンタジーとしか言いようがないですわw
よく分からなかったところ
私自身このアニメ、結構勢いにまかせてみていた所あるんですけど、実を言うと「第16話 罪過の輪」以降の終盤の展開に関しては疑問符が結構たくさん浮かんでました。
いつ説明があったのかよく思い出せない単語や事象がいくつもあったからです。
- パーメット&パーメットリンク
- データストーム
- ガンダムの呪いの正体
これらって一体どこに説明があったのか思い出せず、結局何を表現した単語だったのか最後までよくわからないまま見てしまった感じがあります。
いやなんとなくはわかるんですけど、サラッと見ていたせいか、本当に頭に入ってこなかったように思います。
他にもデリング・レンブランの理想だったはずのクワイエットゼロがあっさりプロスペラさん達に乗っ取られたのもおかしな話な気がします。
クワイエットゼロがどういう経緯で建造されて、あんなところに浮いていたのかも謎で、最後に唐突にラスボスの要塞みたいな感じで使われているのも謎です。
っていうかクワイエットゼロって「第21話 今できることを」の回にて、大量破壊兵器とペイル社のおばさんが言ってましたが、それがデリング・レンブランの理想に叶うものとして建造されていたのかも不明。
少なくともそれ以前までの話を見てきた限りでは、大量破壊兵器として制作されたわけではなかったような気がしたんですが・・・途中で設定が変わったんかな?
また「第23話 譲れない優しさ」の回でのラウダくんの行動も、見ているうちはなんか暴走してる感じでしたが、状況を選ばずに暴れてた感じもあったので、疑問符が湧きました。
- ミオリネが自分を攻めて塞ぎ込んでいた理由もちょっとよく分からず、
- スレッタが完全に立ち直ったきっかけもよく分からず
- 地球のテロリスト(ホルドの夜明けだっけ?)もその顛末がきちんと描かれたとは言えず、
う~ん・・・という感じでした。
あと連合のおばさんなんで殺されたの?
結構好きだったのに・・・。
シャディクだけ罪を背負うのおかしくない??
プロスペラさんとシャディクガールズは少なくとも3年の刑期で済むようなことではなかったのではないでしょうか?
なんでしれっと平穏な生活を送っていたり、社会生活を営んでいたりするのかしらこの人達。
プロスペラさんはこれまでの暗躍で地球及び、クワイエットゼロとエリクトの手によって確実に少なくない人間の命を奪っていったわけで、殺人罪および殺人教唆が成立すると思うんですが・・・?
シャディクガールズだって割りと平然と人の命を奪ったシーンがあったはずなのに、エピローグではふっつ~に株式会社ガンダムの社員として働いている・・・。
「第12話 逃げ出すよりも進むことを」の回でスレッタがテロリストの命を手に掛けたシーンや、グエルが父の命を奪ってしまったあたりは、過剰気味とは言え正当防衛が成立するから納得はできるんですが・・・。
最終的にシャディク一人だけが罪を償う立場になったのはちょっと納得がいかない。
作中暗躍していた登場人物としては彼も相当なもんだけど、罪の重さで言えばシャディクガールズやプロスペラさんの方が遥かに大きいと思うんだけどなぁ~。
ソフィとノレアはそれぞれガンダムの呪いと物理的な死をむかえてて、親玉(?)のおっさんが普通に行きてて最終回にでてくるのもなんだかなぁ~・・・。
まとめ:良い最終回だった
全体を通して見ると終盤の方に色々疑問が残ったり、専門用語の詳細が頭に残ってなかったりと、ちょっと作りが粗いというか、もう少し時間かけて色々説明してほしかったと思うところが少々あります。
また、ロボアニメとしてみた場合の魅力もあまり感じられなかったように思います。
が、最終回は勢いと映像美のゴリ押しとはいえ、魅せてくれたことも事実であり、最終的にはファンタジーよりではありながらも楽しむことができたと思います。
最後に第一期のオープニングが流れるのもグッド!
後に総評を書いて、このアニメの感想シリーズに決着をつけたいと思います。
というわけで、今回はこの辺で!
最後までお読みいただきありがとうございました!
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